田中転写株式会社

 

転写技術の利用

転写の技術は多くは陶磁器、ガラス、ホーロー製品などの装飾に利用されております。その存在は、常にヒトの目にふれていながらも、知られることの少ない、陰の存在です。しかしフラワー、キャラクター、風景などのデザインを印刷し陶器などに装飾し日常生活をより楽しく、豊かにするために必要な技術であります。きっと皆さんの周りをみれば必ず使われているはずです。
また、転写の技術は陶磁器、ガラスばかりではなくローソク、アクセサリーなどの生活雑貨、2輪バイクのヘルメットなどにも利用されています。
現在我が社は、長年培った転写の技術、スクリーン印刷の技術を利用して商品開発をすすめております。

転写紙について

●転写紙とは 吸水性のある特殊な紙に無機/有機のインキをスクリーン印刷でデザインを印刷し、そのデザインだけを他のものに転写する技術。シール、ステッカーと違い表面に柔軟性の樹脂が印刷されており3次曲面に貼ることができます。
窯業関係(陶磁器、ガラス、ホーローなど)は無機顔料で印刷されており高温(550度~1300度)の焼成で釉薬などと溶け合い接着します。
また、有機インキを使用した転写紙は100度前後で焼きつけをします。

●転写紙の使い方
・必要な大きさ(デザイン)にカットする
・カットされた転写紙を水に浸す(3分から5分)
・転写紙を水から取り出しデザイン部分をスライドさせる
・スライドさせたデザインを転写させたいものに転写させます。
・転写紙と物体の間の空気、水分をゴムヘラなどで除去します。
・焼成窯で焼成します。

転写のしくみ

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